滋賀県更生保護事業協会は、地域社会の一員として、犯罪や非行をした人の立ち直りを支援します

守山保護区(守山市・野洲市)

守山保護区(守山市・野洲市)

1.地区紹介

守山保護区保護司会は、守山市と野洲市の2市で構成されており、守山市は、草津市、栗東市、野洲市および大津市に接しています。南北11㎞、東西6㎞とやや南北に長く、面積は約44㎢となっています。「守山」とは、比叡山を守る寺であった東門院に由来するという説があり、縄文時代早期の湖底遺跡である赤野井湾遺跡、また弥生時代の下之郷遺跡、伊勢遺跡などの集落遺跡が見つかっています。市南部を中山道が走り、今も昔ながらの家並みが残っており、JR琵琶湖線や国道8号・名神高速道路がほぼ並行して走っています。平成21年9月の人口は約77,000人でしたが、令和元年7月現在では84,000人で、この10年で約7,000人増加しています。

一方、野洲市は湖南市、近江八幡市をはじめとする5つの市や町と接しており、南北14㎞、東西10㎞、とやや細長く、面積は約62㎢となっています。地形は、山地部と琵琶湖に向かって緩やかに広がる平野部に分けられ、多数の弥生時代の銅鐸が出土し「銅鐸のまち」として知られるなど、豊富な歴史・文化遺産に恵まれた街です。奈良時代には、聖武天皇が行幸したときの仮宮として「野洲頓宮」の記述があり、古くは「安」という字が使われていたようです。人口は平成21年3月に50,000人であったものが、令和元年7月現在では51,000人となり、この10年間に1,000人増加しています。

2.事業概要

守山保護区は、「住みよいまち」として人口が増加しており、犯罪の内容も多様化し、同時に保護司の活動内容・範囲も多岐に亘っています。特に、青少年の非行の低年齢化や薬物乱用事犯、窃盗などが依然として減らない状況にあり、地域的にも、対象者に偏りがあります。また、もう一つの特徴として、仕事に従事していない対象者も多く、再犯防止の観点から、就労支援を交えての保護観察も重要なポイントとなすっています。

さらに、更生保護サポートセンターについては、平成25年12月にを開設する事ができました。ここでは、保護司会の研修や他機関・団体との連携等に活用し、運営は会長、副会長などが企画調整保護司として担当しています。各種事業の推進にあたっては、このサポートセンターを拠点に活動しており、住民からの相談、地域への更生保護活動に関する情報発信などで、今後も更生保護に関する意識の啓発、守山保護区内の2市の更生保護活動推進への取り組みを進めていきたいと考えています。また当会では、他の保護区と同様に、総務部会、調査研修部会、地域活動部会、協力組織部会の4つの専門部会を設けた活動を行っています。特に研修会では、テーマに沿った年4回の定例研修会の他、自主研修として、面接力向上のSST研修、他市の保護司会との情報交換などを行い、宿泊研修により保護司間の相互理解と親睦を深めることとしています。

7月の「社会を明るくする運動」では、両市長に総理大臣メッセージを伝達した後、市役所職員、更生保護女性会会員とともに、量販店前で街頭啓発をしています。また、市内の小・中学校を訪問し、情報交換等連携を図っており、更生保護女性会主催の「一般公開研修」やミニ集会などに参加するとともに、ポスターによる啓発活動を実施しています。また、平成15年2月より「保護司だより」を発行し、関係者や関係機関、公共施設等へ配布してきました。平成20年からは年2回の発行となり、市民への活動の理解をより深めるために全戸回覧としました。。協力雇用主会については、令和2年5月の設立総会を目指して、「守山・野洲更生保護協力雇用主会準備会」を立ち上げ、設立に向かってスタートしました。「反省は一人でできるが、更生は一人ではできない」をモットーに、「保護司・対象者・観察所・協力雇用主は4輪駆動」を基本にし、雇用主会の充実と再犯防止に尽力し、安全で安心な地域づくりに貢献したいと思っています。