滋賀県更生保護事業協会は、地域社会の一員として、犯罪や非行をした人の立ち直りを支援します

東近江保護区【東近江地区会(東近江市・愛荘町)】

東近江保護区【東近江地区会(東近江市・愛荘町)】

1.地区紹介

東近江地区会は、東近江市と愛荘町との構成に成っております。東近江市の市域の中央には愛知川が、南西部には日野川が流れ、また、鈴鹿山脈から琵琶湖までと県内でも有数の地は自然にも恵まれています。
蒲生野・百済寺・石堂寺など古刹が多くそれらにまつわる歴史は深く信仰深い土地柄でもあります。先人の近江商人達の働きは多くの企業を生み活躍しました。今も先人達が残してくれた、「三方よし」の精神は受け継がれ生きています。この教えを礎に現代のめまぐるしい世界経済の中を支える企業が私達の地区では活躍されています。

「うるおいとにぎわいのあるまち」をキーワードに市民が主役となるまちづくりとして、市民自らが地域の歴史、文化や伝統を再発見する。人と環境にやさしいまちづくりなどを進めています。また、いしぐれトンネル開通による交通アクセスの強化、蒲生インタースマートの開通など公共交通ネットワークの充実が地域の活力を支えています。愛荘町は、滋賀県の中央部に位置し、東部には国道307号線と名神高速道路が、西部に広がる湖東平野には中山道と国道8号線、近江鉄道がそれぞれ南北に縦断しており、交通の要衝地でもあります。名神高速道路を利用すれば、京都へ1時間、名古屋へ2時間で行くことが出来ます。町の地形は鈴鹿山脈から豊かな清水と自然に恵まれ農業をはじめとするさまざまな産業を発展させてきました。彩り豊かな自然と、美しい水辺空間が愛荘町を包んでいます。町の歴史は古く湖東三山として知られる金剛輪寺は、行基が開山された地で古くから地方の中心として発展してきました。

2.事業概要

東近江地区会は平成の市町合併により再編成され東近江市、愛荘町の一市一町(定数54名)の会員で新たな活動に取り組むことになりました。保護司の確保については全国的にも年々困難な状況にもなってきている中で、東近江地区会においても同様の状況にありました。それまでは退任する保護司が当該地域で後任保護司としての適任者を探し、お願いをしていましたが、平成23年。後任保護司の選考方法について国の「保護司候補者検討協議会設置要綱」に基づいた選考方法に変更しました。方法としては、後任保護司の選出地域で地域の関係機関・団体の代表者による保護司候補者検討協議会を設置し、候補者を推薦していただき保護司会がお願いに行くこととしました。この取り組みにより地域で更生保護活動に馴染みの薄かった保護司活動への理解も一定得られるようになり、また地域の事情も知ることとなりました。併せて保護司選考の適正化・透明化も図ることともなりました。

東近江保護区でも東近江地区会が中心となってサポートセンター設置への取り組みを進めることとなり、旧湖東町役場の施設の一部をお借りして、平成27年12月に県下7番目のサポートセンターとして開所しました。今では、保護司会の事務所として、また保護司の情報交換の場として、あるいは更生保護女性会・BBS会等更生保護団体・関係機関との連携を図る協議の場として活用しているところです。そして、今日複雑化する社会状況の中で保護観察に関わって保護司の悩みや課題を解決するために研修会の開催等、施設の活用を図り保護司会活動の充実に向けて取り組んでいるところです。部会としては、地域活動部会、広報部会、総務部会、研修部会、協力組織部会を設けて活動しております。

地域活動部会としては、「社会を明るくする運動」と連動して、市内のショッピングセンターでの啓発活動、各分区での更生保護女性会の「ミニ集会」での研修や意見交換を行い、主に中学校を対象に学校訪問を通し先生方との意見交換から問題の共通理解等を実施しています。また、犯罪の未然防止、再犯防止、保護観察対象者の自立、社会復帰の支援を目的に活動しており、今後は警察署と連携をして、青少年の健全な育成、犯罪の防止等について情報交換の場を設ける予定をしております。

機関紙発刊から14年が経過し、令和元年9月には第28号の会報を学区内の中学校、区内の会館、更生保護女性会などに配布しております。研修会としては、定例研修の他、更生保護女性会・BBS会との研修会を二回開催しており、今後も多くの会員に参加いただき、ともに学び支えとなって保護司活動につなげて行きたいと思っています。再犯の占める割合が50%近くになっている今日の社会状況は、居場所がない生きづらさの象徴でもあると思います。私達は協力雇用主にご協力いただき、差別のない視点で更生活動の支援を行いたいと思います。地区では例年、7月1日に社会を明るくする運動を実施するに当たり、総理大臣から伝達式とともに、大型店舗で啓発活動を実施や、中学校への学校訪問などを行っています。また、町内の公共施設・銀行・農協・学校約30カ所に、牛乳パックで手作りした募金箱の設置をお願いし、募金は全て滋賀好善会に送っております。