滋賀県更生保護事業協会は、地域社会の一員として、犯罪や非行をした人の立ち直りを支援します

東近江保護区【日野地区会(旧日野町)】

東近江保護区【日野地区会(旧日野町)】

1.地区紹介

日野地区保護司会は、会員11名の小さな組織です。平成18年3月までは、蒲生地区保護司会を組織し、近江八幡保護区に所属していましたが、市町村合併により、組織が分割されたことから、日野地区会とすることになったところです。

2.事業概要

近年で特に変化のあった活動や、新たな取り組みとして、「社会を明るくする運動」の一環としての作文コンテストがあります。小・中学校では毎年夏休みの課題として、公共機関や民間会社等の様々なところから作文、絵画等の募集があるものの、保護司会役員と推進委員会事務局員が、直接各小・中学校に出向いて、応募のお願いをして回りました。その結果、平成28年には町教育長、各校校長などが委員となり審査にあたる事となりました。また平成29年には、応募のあった6点を県に提出したところ、「みんな挨拶でつながっている」が県の最優秀賞を受賞することになり、日野町各校の生徒に大いに励ましになりました。

一方、少子・高齢化、核家族化の進行、情報化の進展に伴い、人と人とのつながりが希薄になり、家族や地域での教育力が低下しています。こうした情況で未来を担う子どもたちが健やかに育つために、青少年育成会議、少年センター、保護司など、青少年の非行、犯罪の防止・健全育成を願う団体が協力し、平成29年度から交代で「中学校の朝のあいさつ運動」をすることを決めました。毎週火曜日の朝8時から30分間、校門の前で生徒に挨拶をします。挨拶は「おはよう」というだけで、身だしなみなど気になっても一切注意はしないことを申し合わせました。最初は、挨拶を返すのを恥ずかしがったり無視をしたり、うつむいて黙って校門に入る生徒も多かったのですが、その後、徐々にしっかりと挨拶をする生徒が増え、今では生徒の方から積極的に挨拶をするようになりました。

各地域では、道で初めて出会った中学生に、いきなり「こんにちは」と声を掛けられビックリしたといった感想や、「最近中学生の態度が良くなった」との評価を得ております。その後小学校でも、中学校の朝のあいさつ運動の成果を受けて、補導委員、保護司、PTAなど毎週月・水・金曜日に「見守りあいさつ運動」を始めました、小学校でも初めは「おはよう」と声をかけても、無言で恥ずかしそうに通る子が多かったですが、1年も経つと「おはようございます」という元気な返事が返ってきます。小・中学校の子どもの元気な挨拶とその笑顔に癒され参加の皆様も心が和み子供から元気をもらっています。

「社会を明るくする運動」ですが、日野町推進員会への出席、社明ポスターの掲示やのぼり旗の設置、街頭啓発活動への参加、更生保護女性会が主催する集会への参加です。特に、更女との協力で毎年、児童自立支援施設・淡海学園の生徒を招いて「一日お母さん」を行い、練習してきた寸劇やゲームなどをお母さんと一緒に楽しみます。お昼はお母さんたちが作ってくれたカレーを頂き、毎年、すぐにお鍋が空になってしまいます。別れ際には「来年もまた来ます」と言ってくれて、こちらもニッコリしました。就労支援等更生援助活動としては、協力雇用主の開拓、更生保護施設の処遇活動への協力、社会貢献活動への積極的参加と支援や、中学校等との連携活動の推進として、中学校教職員との懇談会を開催しています。

日野地区では、毎年1名の新任保護司の選考が必要であり、保護司選考会議の制度化が必要となっておりますが、昨今の社会経済情勢から65歳までの新任は困難で、しかも早期退任や75歳満期退任で任期の短期化が進んでいる一方、知識と経験が必要で、熟練保護司の減少は保護司活動にも支障となることから、制限年齢の見直しも必要でないかと思います。東近江保護区にもサポートセンターが出来まして、日野町地区も利用させて頂いておりますが、車で約40分かかることから、常時利用することは困難です。このため、日野地区会においても常時使用できる出来るサポートセンター分室が有ればと思います。