滋賀県更生保護事業協会は、地域社会の一員として、犯罪や非行をした人の立ち直りを支援します

長浜保護区【米原地区会(米原市)】

長浜保護区【米原地区会(米原市)】

1.地区紹介

米原地区会は、平成の大合併により旧坂田郡にあった米原・近江・山東・伊吹の4町が合併して米原市になったのをきっかけに、平成18年1月より名称が「坂田地区会」から「米原地区会」へと変更になりました。米原地区は滋賀県の東部に位置し、東は岐阜県に南は三重県に隣接する地域で、アクセスは大変よく米原駅はJR東海道線と北陸線・琵琶湖線の分岐点であり、またJR東海道新幹線の米原駅があります。古くは北陸から京都に向かうには琵琶湖を利用しての港があり、現在の東海地区から京都や北陸に通じる重要な交通要所でした。観光面でも古い神社仏閣があり、東には日本武尊伝説の伊吹山と南には霊仙山があり、四季を通じて風光明媚な住みやすい地域です。

人口動態を見ると大阪方面への通勤が便利ということもあり、JR沿線には住宅が建ち並び若い人の住宅が増加する一方、山間地域では少子高齢化が進み地域格差が出てきています。米原市の人口は令和元年8月1日現在で約39,000人。世帯数は約14,500世帯で高齢化率は約29%となっています。毎年4月には、その年度の役員や活動計画を決定する総会を開いています。米原地区総会の後、長浜保護区全体の総会が開催されています。

2.事業概要

すべての国民が、犯罪や非行を防ぐとともに、過ちにおちいった人が立ち直ることについて理解し協力することをめざして、毎年7月の強調月間には、保護司はじめ多くの関係団体の参加を得て駅前や店舗前などで啓発活動を行っています。また、米原市長には総理大臣のメッセージを伝えています。併せて、市内小・中学校を通じて生徒さんから作文を募集しています。毎年多くの応募があり、優秀作品を選考し、“社会を明るくする運動”滋賀県実施委員会が実施する作文コンテストに推薦します。

保護司の担当する問題はさまざまです。職務をよりよく行うのに必要な知識や技術を高めるために、大津保護観察所の担当官を講師に招いて研修を行っています。7月の社会を明るくする運動強調月間には「一般公開ケース研究会」が開催され、行政や自治会等の方々も参加されます。さらに、更生保護に関係するさまざまな現場の実情を知るため、矯正施設等を訪問し、担当者から説明を受け、施設内を見学研修しています。更生保護活動を広く皆さんに知っていただく、米原地区会の広報が平成23年度から毎年、発行できるようになりました。保護司の活動や市内の犯罪状況、小・中学生の作文などとともに、社明啓発に関係する内容を掲載しています。

米原地区会には13名の保護司が活躍しています。米原地区における事件による保護観察や環境調整の対象者数は、10年の間にはその年度により推移はありますが、減少傾向です。このことは、住みやすい環境の米原市にはなりつつあることを示していると思います。しかし、犯罪や非行防止に向けた積極的な活動は必要であると思っています。対象者が『この人のためにも頑張ろう。この人を裏切っちゃいけない』と思えるような保護司になれればと願っています。また、保護司に限らず、信頼できる人に出会えたらどんなに立ち直りの励みになることか。そのためには、一人ひとりが立ち直りに無関心にならず、対象者の心の内側にじっくり向かい合うことが大切だと思います。