滋賀県更生保護事業協会は、地域社会の一員として、犯罪や非行をした人の立ち直りを支援します

長浜保護区【 伊香地区会(旧伊香郡)】

長浜保護区【 伊香地区会(旧伊香郡)】

1.地区紹介

長浜市伊香地区は滋賀県の北部に位置し、北は福井県、東は岐阜県に接しています。周囲は山々と琵琶湖に面しており、琵琶湖に注ぐ高時川、余呉川等により形成された豊かな湖北平野と水鳥が集う湖岸風景が広がっています。また、北国街道やこの街道と中山道を結ぶ最短経路であった北国脇往還沿道や、戦国時代を偲ばせる賤ヶ岳古戦場、渡岸寺の国宝十一面観音をはじめとする数多くの観音が祀られる観音の里など、すぐれた歴史的遺産を有しています。古くから農業主体の生業を営んできた当地域は、市中心部から遠く、人々も概して質朴温順で犯罪率の低い地域でありました。近年は、外国人や遠隔地からの人材雇用もあり、また、JRによる他府県への通勤や高校も全県一区になるなど、人々の交流が活発になってきました。この10年間では、人口の減少が進んでおり、また65歳以上の高齢化率は、市全体では27%ですが、旧の高月町、木之本町、余呉町、西浅井町ではさらに髙率になっています。

伊香地域では、平成22年1月、市町村合併により伊香保護区保護司会から長浜保護区保護司会伊香地区会に名称を変更しましたが、諸機関との連携を密にしてきめ細かな活動を継続しながら会員の絆の深まりを大切にしてきました。保護司会としましては、住み慣れた地域社会の中で立ち直りを指導や支援を行ったり、安全・安心な社会をつくるための啓発活動に携わっており、更生保護女性会の皆様は、更生保護活動・青少年健全育成・子育て支援等を担って、日ごろの保護司活動の一番の理解者となっていただいているところです。現実に保護司は、定員制で極わずかな人数で担当ケースの任務に携わっており、生活環境調整や非行・犯罪予防活動、研修会等、以前に比して負担が増加してきています。更生保護女性会の方々の活動も広域化や研修内容が増していて、会員の数が多くても、地域から見ますと複数会員がおられたらいい方で、広範囲の集落においては会員一人、あるいは会員なしの地域もあり、諸活動が周知徹底しがたいことは今なお課題の一つになっております。どうか私たちの活動が、各機関、団体や地域課題と合わせて、相互補完的な関係、各団体の一貫した原理や究極目標へ向け、さらにこれまで歩んできた連携の構想など、より一層縦横の連携促進を強め、地域住民に更生保護活動への深い理解・温かい協力が得られるよう徐々に充実度を高めてくださるよう祈っております。

2.事業概要

保護司の任務を果たすため19名個々の活動に加えて、地区として総会を年2回、役員会や部会を年数回もっています。長浜保護区の研修に加えて地区で外部講師を招いての研修会を年2回行っています。県外での施設研修は年1回実施しており、例年、地区の更生保護女性会役員の方も同道いただき、我々との連携を図っています。特に木之本町では保護司と更生保護女性会とを併せた連絡協議会をつくり、研修を積みながら協力を密にしてきました。部会活動は他地区とおおむね同じだとおもいます。総務部会は運営企画立案や予算執行など、調査研修部会は各種研修、地域活動部会は社会を明るくする運動や機関誌の発行、協力組織部会は更生保護女性会との協力推進や協力雇用主の開拓などの活動をしています。機関誌は、保護司活動の理解が得られるよう毎年7月に地区全戸配布、3月には関係機関への配布をします。この7月で61号を数え、30年以上の歴史の重みを感じるのではないでしょうか。社会を明るくする運動への作文応募には、趣旨に賛同していただきほとんどの小中学校が毎年協力いただいておりまして、うれしい限りです。

次に、学警補導連絡協議会ですが、小中高学校長、生徒指導主任、市教育委員、青少年センター職員、少年補導員、警察、保護司が一堂に会し、子供の問題行動について情報を共有し解決への道を探っていく会議を年3回もっています。その他、県、市青少年育成フォーラムへの参加や滋賀県共同募金活動に参加、協力しています。最後に、伊香高等学校「SOUND会」を紹介しましょう。SOUND会は平成19年、県立伊香高等学校・木之本警察署の呼び掛けで立ち上げられました。青少年センター職員、少年補導員と共に伊香地区内の各駅や大型量販店での街頭啓発に参加し、また各地域の関係団体と共に犯罪、非行防止等の啓発活動に参加しています。